注意>ほぼ原文のまま掲載しています。
不明な言い回しが多々ありますが、ご了承下さい。(笑)
ほとんど身内受けの作品?ですので。。。
1980年頃に著されたものです。
色が付いている部分は、最後に簡単な解説があります。
青春小説(笑)「細川氏(第2部)」
今日は、昨日ミサイルの当った所が少し痒かったので、午前中、
学校を休んだ。午後から行ってみると、細川氏が体育の授業を
受けていた。僕は、一昨日のことが忘れられなかった。外は、雨が
降っているし、、、
「ほそかわし」
と先生が言った。 なぜ、先生が生徒の名前に「氏」なんて付けるんかな?なんて、
思って、思っていると、
「細川、Cやな」
と言っているのが判った。
細川氏は、Cの判定が不服なようで
「ワォーン」
と吠えた!そして、走りながら飛んだ!!なんと、彼は、
「お犬コウモリ」に進化したのだった!
先生は、突然の出来事に、しばらくぼーとしていた。そして
「だ、誰かゴキブリ持ってこーい!」
と言った。先生の為に、僕は、クラブの部室に走って行ってゴキブリを
持って来てあげた。どうするんかいな?と思っていると先生は、
大きな口をあけて、3つ、4つ、2つ、3つ、と、続けざまに飲みこんだ!
「ゴキブリは精神安定にいいくさ」
びっくりしている僕の視線に気が付いたのか、先生は呟いた。
僕は、見かけない先生なので、名前を聞く事にした。
「奥村っち、言うんくさ」
ななんと!奥村さんかと思ったけど、年からして、奥村さんの親戚に
違い無いと思った。
放課後、クラブの部室で、細川氏と不死田君を待った。 日曜日に行った映画「クレイマー・クレイマー」のパンフレットを
読んでいると 「もうくれーまぁ、もうくれーなぁ」
と言いながらダスティンホフマン狂のK氏が廊下を走って行くのが
分かった。 その時、突然、
「キャハハハハ」
という声がしたかと思うと1ぴきのお犬コウモリがゴキブリを口一杯に
くわえて、窓ガラスを割って入って来た。
「不死田君がね、これ市役所に持って行って売ったら、お金になるって
言ったんよ。」
「ん、それって、ねずみを持っていったらやない?」 僕がそういうと、お犬コウモリの細川氏は、背中に停まっていた
ガガンボを器用に捕まえながら、そのガガボンボに向かって、
こう言った。
「ええ!なんちゅーことをさせるんね!ゴキブリもっていっても
1円にもならんと?みんなから、あほち言われるやん。あーあ、
持って行かんで良かった。」
どうやら、ガガンボは、不死田君だったらしい。。。
「あんたら、アホやないやん。怪物やん!」 僕がそう言った時、月が昇ってきたことに、
僕自身気が付いていなかった。
不死田君のガガンボが言った。
「良い月やね。満月や。夜空の散歩にでも行こうや!」
2人?は、窓から飛んで行った。
僕は、その時、すでに、しっぽが出ていた。
「やばいやん」
そう言い終わらないうちに、僕は、変身していた。
「ゴジラだって飛べるんや!僕だって!!」 僕は、しっぽを抱きかかえるように両手で抱え上げ、
口から火を吐いた!
「今日は、別府タワーや!」
いったい、このクラブは、どうなっているのだろうか?
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筆者註)
昨日ミサイルの当った所>昨日何かがあったらしい(笑)
第一部の原稿が発見されていないので不明
一昨日のこと>>> やはり、何か、あったらしい(笑)
第一部の原稿が発見される事を望む
お犬コウモリ>>> この不思議な生物は、筆者の高校時代に
生息した(笑)
ゴキブリ>>> このエピソードは、部室にゴキブリが
よく出た所からと思われる
3つ、4つ、2つ、3つ>>>この言い回しは、古文の授業中に引用
されたかのようだ(笑)
奥村さん>>> うーん、不明(笑)誰だったか?
ひょっとしたら、風呂仕切奥村氏?(汗)
ダスティンホフマン>>> Dustin Hoffman
1937年生まれのアメリカの俳優
「クレイマー・クレイマー」は、
1979年の作品
変身>>> 何に変身したかは不明(笑)
別府タワーや!>>> きっと、「東京タワー」にかけたに違い
無い(笑)
ゴジラに出てくるしね。
このクラブ>>> 実は、「生物部」であった(笑) |